熱いコーラは美味しくない

家庭菜園大好き、家電大好きな二人組の雑記ブログです♪

日本メーカーのスマホが売れないワケ

今、スマホは何を使用していますか?

端末に関しては、恐らく多くの人がアップルのiPhoneでしょう。それもそのはず。日本で売れている約半数はiPhoneなのです(2017年度販売数)。数ある企業の内、1社だけがこんなに売れるのは世界的に見ても珍しいです。日本メーカーは主に「シャープ」「ソニー」「富士通」「京セラ」の4社です。ガラケー時代はあんなにたくさんあったのに、今のメインは4社だけです。しかも、世界シェアすらソニー以外は全然歯が立たない状態です。どうしてこんなことになったのでしょう。

 

結論としては、キャリアが主導権を握っていて、それに従う端末メーカーが不要な付加価値で自分たちの首を絞めたから。

 

約10年ほど遡りますが、米アップル社のiPhoneが登場したのきっかけに世界がスマホに目を向けているころ、日本ではまだまだガラケーが現役でした。国内の端末メーカー側もキャリア(携帯電話販売社)からの指示の元、ずっとガラケーの開発だけに力を注いでいました。そしてついに2代目iPhoneが日本初上陸。ガラケーを使っていた我々からすれば、初代ではなく改良が進んだ2代目iPhoneガラケーではありえないモバイルPCのような驚異の性能でした。「スゴイ!」と思っているところに、とどめに「アメリカでヒット!」と言われたら"売れているモノが大好きな日本人"は一斉に飛びつきます。そこでようやく、これではマズいとキャリアが国内端末メーカーに指示を出し、スマホ開発をスタートさせました。こうしてスタートが大幅に遅れてしまったのです。 日本の端末メーカーはスマホに関するノウハウは全くありません。必死に開発して出した初期モデルは"端末メーカーからすれば努力の結晶"でしたが、そこに悪いクセを出してしまったのです。それは、新規参入でもとにかく付加価値を付けて高く売ろうとすること。既に改良も進んでいる2代目iPhoneに触れた人からすれば"ガラケーより遅くてしかも使いにくいゴミ"になってしまいました。それでも「日本メーカーが良いから」と買った人も「これはヒドイ、、、」と思った人がさぞ多かったはずです。新規参入なら慎重にやるべきなのに、十分にシステムを理解しないままオリジナルアプリ(独自機能)を開発して搭載し、それを付加価値にして高く売ります。当然、高いクセにバグだらけで動作が重くて使いにくい端末になりました。2年縛りの地獄も災いし、ユーザはようやく買い替えのチャンスが来たら「次はiPhoneにしよう」となりました。その2年間にAndroid端末も急速に改良が進んで使い勝手も良くなったのですが、"時すでに遅し"で悪いイメージが浸透しすぎていて、日本の端末メーカーは苦戦し、撤退を余儀なくされこんなにも減ってしまいました。今でも、iPhoneで不満が無かったからこれからもiPhoneにしようと思う方が多いはずです。無難を好む日本人らしい自然な流れです。

  

現在残っている主要4社も、豊富にオリジナルアプリ(機能)を搭載しています。そのアプリがあっても支障が無いように、CPUやメモリ(RAM)などのスペックを高くして影響が出ないようにしていますが、何か違いませんか?常時バックグラウンドで稼働しているオリジナルアプリを無くしたり削除できれば、より高速で快適に使用できて販売価格も抑えられますよね。

プリインストールされたオリジナルアプリの利用率はどのくらいですか?

アンインストール不可にしないとダメなくらい求められていますか?

海外メーカーを見てください。中国メーカーは無駄を省いて、ハイスペックでいかに安くするかを軸にしています。プリインストールのオリジナルアプリは極力省いて、日本メーカーのスマホの半額くらいで同等のスペックの端末を出しています。オリジナルアプリが少ないので、当然バックグラウンドも少なくてサクサク快適。バッテリの持ちは少々悪いですが、それ以外は安くて快適なのでユーザは文句ありません。

韓国・台湾メーカーは価格相応を軸にしています。高価なモデルは当然のようにカメラやCPU、メモリ(RAM)等をハイスペックにした高性能な製品にします。プリインストールのオリジナルアプリは日本メーカー並みに多いですが、Android登場の初期から開発をスタートさせているので技術力があり、バックグラウンド制御が非常に上手です。なので、邪魔にならないようにひっそり稼働します。そして、プリインストールのオリジナルアプリは割とアンインストールや無効化できるモノが多いです。普及価格帯の機種は当然スペックなども抑えて、オリジナルアプリの搭載も抑えて相応の価格と性能にします。どちらもスペックに応じたバッテリ容量にしているので、もちはバランスが良く、これもユーザは文句なしです。

海外メーカーのように「高価だけど、その分処理は速いしカメラはキレイな高性能端末」や「安価だけど、オリジナルアプリを最低限にして処理速度を優先させた程良い端末」などではなく、スペックはまあまなのに、可能な限り沢山の削除・無効化不能のオリジナルアプリが搭載されていて動作は重いけど機能だけは豊富という、"迷惑な付加価値"を付けて他社より高く売ろうとする日本の端末メーカー。これでは売れるわけがありません。リーマンショックは世界が影響を受けました。という事は、日本だけでなく世界が不景気です。給与水準が低いそんな中で、昔のように「沢山の機能を付けて高く売る」をしている日本企業は時代遅れなのです。「機能を絞って安くして皆に買ってもらおう」とする海外メーカーに勝てるわけがありません。 

キャリアは早く端末メーカーを自由にしてあげて下さい。キャリアオリジナルのアプリが一番邪魔で迷惑です。そして、端末メーカーは昔のガラケー時代のように使いやすさを重視した開発をして、勢いを取り戻してください。